【大反省会】恨み切り札保険詐欺 〜S92を添えて〜
〜きりふだといえばデンジだと思う〜
どうもこんにちは!
今回はきりふだを使った構築を組んで後悔したので、その過ちの記録を綴ろうと思う。
☆きりふだとうらみ
きりふだとは?
威力40のノーマル特殊技(単体攻撃)。きりふだのPPが少ないほど威力が上昇し、PP1のときに使うと威力200。
基礎威力40…最大威力200…ノーマル特殊技…
エコーボイスか?
よりにもよって
「残りPPが少ないほど威力が上昇≒使う度に威力が上昇」
まで同じである。
どうやら私はエコーボイスの呪縛から解放されないらしい。
しかし、エコーボイスと決定的に違う点が一つ。
残りPPが少ないだけで威力が上昇するのだ。
このポケモンというゲーム、実はPPを削る方法は結構存在する。普段見向きもされないだけで…
そして、そのPPを削る技の一つのうらみに目をつけた。
うらみとは?
相手が最後に使った技のPPを4減らす。
なるほど…
この技使えばすぐにきりふだのPP1にできるんじゃね?
☆きりふだを覚えるポケモン
まずはきりふだを覚えるポケモンを見ていこう
ガルーラ、イーブイ、ニンフィア、その他有象無象
以上である。
少ねぇ…
いくら威力200でもタイプ一致で使えないと火力が足りないので、ノーマルタイプとスキン持ちを集めた結果がこれ。一応、カモネギもタイプ一致で使えたりする(だから何だ)
暴君メガガルーラはCが60しかないので不採用。メガガルが採用されない構築だめでしょ
消去法でニンフィアがきりふだ役に就任。
☆やりたいこと
①きりふだのPPを6に増やしておく(デフォルトは5)
②ニンフィアがきりふだを使用(PP−1)
③誰かがニンフィアに向けてうらみを使用、きりふだのPPを4減らす(PP−4)
④6−1−4=1
威力200のきりふだを使用可能に!!!!
きりふだを使ったニンフィアを恨むだけで成立するギミックなので決まり易いのも評価点。
しかし、こんなことするぐらいなら「ハイパーボイス2回撃て」や「瞑想でも積んどけ」という心ない言葉を投げかける不届き者もいるだろう。まぁ正論なんだが…
なので、そんな正しい人たちを黙らせる詭弁強弁を考える必要がある。
☆このギミックの強みと弱み
強み
①相手が交代や守るをしてもこっちがアドバンテージを取れる
これだけだと分かり辛いので例を挙げよう
味方の場
ニンフィア ギルガルド ファイアロー
相手の場
サザンドラ ハリテヤマ メガガルーラ
*相手の裏にはヒードランがいる
サザンドラはこだわっていない とする
味方側はファイアローで横取りすればニンフィアのハイボが通る。
しかし、相手からすればサザンは守る、ハリテは裏のヒードランと交代が安定の場面。
この場面でニンフィアの取れる行動とは何か?
何もないのである。
ハイボもムンフォも碌なダメージにならない。
瞑想を積んでもヒードランには勝てない(勝てないよね?)
交代を読んでこっちも交代するしかないのだ。
だが、きりふだを持っていればどうか?
ニンフィアがきりふだを撃ち、ガルドがニンフィアに向かってうらみを撃てば無償で威力200の技の完成である。
強そうでしょ?
(だいぶ無理があるような気がするが深いことは考えないことにする)
②威力が低いことを利用できる
低威力技を味方に撃って弱点保険を発動させる保険詐欺は、昨今のダブルトリプル界隈において最もナウでヤングな戦法だ。
今回はこのナウい戦法を取り入れたいと思う。
前述した通りきりふだの初撃の威力はたった40である。
攻撃技として見れば不甲斐ないばかりだが、味方を殴る手段として使うのなら話は別。
この低威力を利用して、少ない負担で味方の弱保を起動できるのだ。
低威力で味方を殴った後、高威力で敵を殴ることができる技"きりふだ"。必ずやあなたを輝かせるでしょう。
試しに弱点保険と相性のいいバンギラスを殴ってみる
プレートニンフィアのきりふだ(威力40)→H252バンギラス 34.7%〜41.5% 確定3発
うん…見なかったことにしよう…
③ギミックに依存しない構築が組める
泣きながらギミックパを使っていた私にとってこれほど嬉しいことはない。
弱み
①うらみ役が必要になる
単純かつ明確な弱点
幸い、ORASではうらみは教え技なので(こんなクソ技を教え技にするな)覚えるポケモンは多い。
今回はギルガルドを採用することでパーティのパワーを落とすことなくニンフィアを恨むことに成功した。
しかし、恨んでる暇があるならシャドボなりラスカノなりしている方が強いのでは?という疑問の解決はできていない。
憎しみは何の解決にもならないのだ。
②ギミックがショボい
もはやギミックとか名乗ったらいけないレベルでギミックがショボい。
威力200の技を1度使えるだけである。
でもこればっかりはどうしようもない。
なので誇張表現を多用し、あたかも凄いギミックなのではないかと錯覚させる方向でいく。
③守られたら悲しい
一発限りの大技なので当然相手は警戒してくる。きりふだを知っていればの話だが…
一応、ヒメリの実を持たせればPPの回復ができるが現実的ではない。
もし、上手いこと守られると明日を生きる活力を失くしてしまうので、フェイントと組み合わせるのが精神衛生上いいかもしれない。
☆パーティ構想
正直この時点で怪しい雰囲気がプンプンするがとりあえずパーティを考えてみる。
きりふだ役のニンフィア、うらみ役のギルガルド、保険金詐欺のバンギラスは確定。
バンギラス使うなら砂嵐と相性のいいポケモンが欲しい。
→ドリュウズ、メガガブリアス
バンドリは宗教上の都合で使えない為、メガガブリアスで決定。使ってみたいし。
雨パが重い&S操作役がいないので追い風が使えるファイアローを採用。
猫騙し役としてカポかハリテが欲しい。
→フェアリー弱点3体はヤバいでしょ
→ランドが重い気がする
何がいいかわからなかったので強いと噂のチョッキカメックスを使うことに。
☆パーティ紹介
ぽけっとふぁんくしょん!
●個別解説
ニンフィア
みんなご存じトリプルの王
今回は不運にもきりふだを覚えるせいで構築に入ってきた。味方に恨まれるオマケ付き。
エコーボイスに続きまたしても変な技を使わせて申し訳ないと思う。
努力値はトリプルwikiに載っているのをそのままパクった。
最速テラキオンを追い風下で抜ける調整らしい。
基本的な役割はハイパーボイスによる範囲アタッカー。ハイボが通りそうにない時はきりふだを撃ち恨まれる準備をする。
なお、きりふだを撃った回数は…
まぁ、ハイボがあるから活躍はしたよ…うん…
ギルガルド
ギルガルド枠を探していたらギルガルドというポケモンが該当した。
うらみも使えるので一石二鳥である。
技スペースの都合上キングシールドを抜いてみたが、とてもとても不便だったのでお勧めしない。
パーティのパワーを落としたくないからギリガルドを採用したもののキンシがないせいで結局落ちてる気がするのは私の思い違いだろうか。
ニンフィアを恨むはずが虚空を恨んでることが多かった(恨もうとしたらニンフィアが倒された)
バンギラス
600族なのに何故か天候特性を持ってるヤベー奴
よく味方の攻撃に巻き込まれて弱点保険が発動している保険詐欺の申し子。
特に語ることはない普通のバンギラス。
しいて言うなら、ニンフィアのきりふだで弱点保険が発動することは一度もなかった。(この時点で事の顛末を察して欲しい)
強いポケモンのはずだがこの構築では弱かった。
メガガブリアス
S92で全世界に衝撃を与えた伝説の存在
砂嵐を有効活躍できないかと思いパーティに組み込んだが…
ちなみに数値が穴だらけなのは確認するのが面倒だった為。
この扱いから活躍の程は察せると思うのでこれ以上言及するのはやめておく。
ファイアロー
メガらない亀
以前参加した大会の優勝者が使っていた型。強いらしいので何も考えずに採用してみた。
保管枠としては悪くない性能だと思うがパーティが弱すぎたせいで活躍できなかった哀れな存在。
今度別の構築で使ってあげよう。
☆使用感
ゴミ
この一言に尽きる
今まで作ったどの構築よりも完成度が低い。
まず、ギミックが全く決まらない
ギルガルドとニンフィアが隣り合ってる時しか発動できないので仕方ない面もあるが、それを考えてもさすがに酷かった。挙句の果てにはきりふだとうらみなんて入れてるせいで技枠が圧迫され、本来使いたい技を抜かなければならないという始末。
役に立たないのはいいが足を引っ張るのは許容できない。
次にギミックとパーティの相性の悪さ
地震を通したいバンガブとギミックを決めたいニンフガルドの相性が致命的なまでに悪かった。
上手く言葉にできないがとにかくもの凄い使い辛い構築だったのは間違いない。
最後に成功率が低い割に決まったところで強くなかった
予想はしてたがやっぱりこれが問題であった。
リターンを大きくするか成功率を上げるかのどちらかは必要不可欠。
☆まとめ
長々と書いておいて結局何も上手くいってないじゃんと思った方、その通りだ。ごめんなさい
だが私はあきらめない。必ずきりふだを使ったボチボチの構築を作ってみせる。
何のまとめにもなってないが疲れたので終わります。